痛み止め(解熱鎮痛剤)は、成分によっては胃を荒らすこともあるため、粘膜を保護するためにも「食後に服用すること」となっています。
タイレノールのように、空腹時でも飲めるお薬はありますが、普段から胃の弱い人や、胃潰瘍や胃炎などの既往歴がある人は、常に食後に飲んだ方が安心です。
?![]() 鎮痛剤の服用が原因で生じる消化性潰瘍を、NSAID潰瘍といいます。鎮痛剤を長期間服用していたり、空腹時の服用などによって胃粘膜が炎症を起こし、痛みや出血などの症状が出ます。 |
関節炎や腰痛などで、普段から痛み止めを飲む機会の多い方は、病院から痛み止めの座薬を処方されている方も多いかと思います。
座薬は、肛門から挿入するため、胃への負担がかからないというメリットもありますが、効き目が比較的強いため、大人用の座薬は市販されていません。
医師による診断を受けた後、処方されます。
以前は、アスピリンの座薬が市販されていたんですが、2009年の薬事法改正以降、市販薬から除外されています。