乗り物酔いの市販薬の「効能効果」の欄を見てみると、乗物酔いによるめまい・吐き気・頭痛の予防及び緩和と記載されています。
こちらのページでも解説しているように、乗り物酔いは平衡感覚の混乱や自律神経の乱れによって起こります。
乗り物酔いの薬は、乗り物に乗る前に飲んで、乗り物酔いによって起こる症状を予防するものですが、一般的に、市販薬は何かの症状が起きた時に服用するもので、予防目的で飲む薬は非常に少ないんですね。
そういった意味でも、酔い止め薬は市販薬の中では少し特殊なお薬と言えるかもしれません。
「酔ってから飲んでも効く」とされる商品も販売されていますが、基本的には、乗り物に乗る30分ほど前に飲んでいただくのが、効果的な使用法ではないかと個人的には思います。
乗り物酔いによって起こる吐き気やめまい、頭痛はとても辛く、大人でもなかなか我慢ができないものです。
乗り物酔いを起こさないために、市販薬を上手に使用すると良いですね。
※副作用として、眠気などの症状が出ることもありますし、持病の有無などによって服用できない人もいますので、購入前に薬剤師や登録販売者にご相談ください。