また、肩こりや腰痛、冷え性などの血行不良による症状や、女性の生理不順にも効果があるとされており、ビタミンB1を主剤とする製品(アリナミンEXなど)や、更年期障害の人向けの製品などに配合されていることもあります。

ビタミンEの性質として、お薬として服用しても、私たちの体にきちんと吸収されにくいという面もあります。他のビタミン剤とは違って、上記の写真のようにソフトカプセルとして販売されている商品が多いのは、吸収されやすくするための工夫でもあります。
ビタミンE自体が、脂と同じような性質も持っていますので、空気に触れると酸化しやすく、製剤にはいろいろな技術が駆使されているのです。ですから、ほかのビタミン剤と比較すると、結構なお値段だったりしますね。とくにビタミンEを主剤とする製品は高価な商品が多いのですが、ビタミンEに限って言えば、高価格な商品の方が吸収がよいため、お勧めです。(大きな声では言えませんが、あまりに安価な製品は、お勧めではありません・苦笑)
ビタミンEを摂ったほうがいいのは、どんな時?
- 末梢血行障害による次の諸症状の緩和:肩・首すじのこり、手足の痺れ・冷え、しもやけ
- 更年期における次の諸症状の緩和:肩・首すじのこり、冷え、手足の痺れ、のぼせ
- 月経不順
筋肉のコリや体の冷え、生理不順などは血行不良が原因となっていることが多いですから、その原因を解消する目的で服用するということですね。簡単にいうと、ビタミンEには血液サラサラ効果があるということです。
ビタミンEによって血液の流れが良くなりますので、飲み始めると生理時に出血量が多くなることがあります(飲み続けていると、次第に出血量は落ち着いてきます)。血液は新鮮な酸素や栄養素を全身に運ぶ役割がありますから、その血液の流れを良くすることで、末梢の冷えや痺れなどを改善する効果があります。
ビタミンEを主剤とした市販薬一覧
ユべラックスα(エーザイ)
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ユべラックス300(エーザイ)
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ネーブルファイン(エスエス製薬)
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ユンケルEナトール(佐藤製薬)
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トコロールEゴールド(武田薬品)
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ビタミンEは保管に気をつけて
ビタミンEを飲まない方がいい人とは・・