一般的な口内炎と一見見分けがつかないこともあるのですが、口内炎の中にはウィルスや細菌の感染が原因となって起こるものもあります。代表的なものに「ヘルペス性口内炎」や「カンジタ性口内炎」などがあります。
医療機関への受診が基本
ヘルペス性口内炎とは
ヘルペスというと、唇の周囲にできる口唇ヘルペスを思い浮かべる人も多いと思います。ヘルペス性口内炎は、主な症状として口の中の痛みや腫れ、発熱などがあげられます。主に、生後6ヵ月以上の乳幼児に多く見られます。
唇や舌、喉などの至るところに水疱や潰瘍ができて、強い痛みをともなうため、食事や授乳時に泣いたりすることで様子がおかしいと気づくこともあるようです。発熱やリンパの腫れなどもともなうことがあるため、速やかに受診することをお勧めします。
タオルや食器などを介して他の兄弟に感染することもあります。また、もともとウイルスを持っている両親から感染するケースも。母親が自分の口の中で噛み砕いた食べ物を与えたり、キスが感染の原因になることもあるようです
痛みから食事を受けつけなくなることも多いため、刺激の少ないやわらかい食事を与えるようにしましょう。水分の摂取が不足しないよう、気をつけてください。乳児から大人へ感染することもありますので、気をつけましょう。一般的に、ヘルペス性口内炎は乳幼児よりも成人の方が重症になりやすいと言われています。