頻尿の主な原因
- 膀胱炎や前立腺炎など、泌尿器系の病気
- 加齢によるもの
- 体の冷え
- コーヒーやお茶など、水分・カフェインの摂り過ぎ
- ストレスや不安などの精神的緊張
排尿する時に痛みがあったり、微熱や下腹部痛などを伴う場合は、泌尿器系の病気が隠れているケースもあります。
また、泌尿器系に特に異常はないのに頻尿になってしまう「神経性頻尿」もあり、これは若い女性に多いと言われています。
神経性頻尿は、ストレスや緊張が高まる日中に頻尿になりやすく、それらから解放される夜間や休日には症状が和らぐというような特徴があるようです。
一方、男性の場合は加齢とともに尿を出しにくくなったという悩みが増えますね。
一般的に、加齢とともに女性は尿が漏れやすくなり、男性は尿が出しにくくなると言われています。
尿漏れの主な原因とタイプ
尿漏れのことを「尿失禁」とも言います。比較的女性に多く、いくつかのタイプがあります。
同じ尿漏れ(尿失禁)でも、タイプによって治療法や治療薬が違いますので、症状がある場合は一度は泌尿器科で診てもらった方が安心です。
また、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の両方を併発しているケースも少なくないようです。
いずれにしても、自己判断しない方がいいですね。
腹圧性尿失禁
出産後の女性や中高年の女性に多いタイプの失禁。
出産などによって骨盤底筋や尿道の周囲の筋肉が緩み、くしゃみや咳、重い荷物を持ち上げた瞬間など、腹圧がかかった時にチョロっと漏れてしまいます。

産後しばらくすると自然に改善するケースがほとんどですが、女性ホルモン量が低下する更年期にも起こりやすく、女性にとってはごく身近な症状と言えるかもしれません。
軽症の場合は、薬物療法ではなく「骨盤底筋体操」などのリハビリ療法だけで改善することもあります。
切迫性尿失禁
膀胱炎を慢性的に繰り返している方や更年期の女性、または脳梗塞の後遺症などが原因の一つとも言われていますが、原因がよく分かっていないケースも多いようです。
切迫性尿失禁とは、「トイレに行きたい」と思ってからトイレに行くまで我慢できずに漏らしてしまう症状を言います。
水が流れる音を聴いたり、便器を見たりするだけで、反射的に尿意が起きてしまう・・ということも。
膀胱の収縮を抑えるお薬が効果的であることが多いです。