市販のお薬(イボコロリやスピール膏)は、魚の目とタコの両方に使用できますので、お薬を選ぶ時に、魚の目かタコかどうかで迷う必要はありません。
また、両方とも原因はほぼ同じで、皮膚のある部分に対する摩擦や圧迫によって起こります。
イボは、ヒトパピローマウィルスというウィルスに感染することで出来ますが、魚の目やタコは外部からの物理的な刺激によって起こるんですね。
特定の部位にずっと圧がかかったり、摩擦が起きると、その部分を保護しようとして皮膚の角質がどんどん厚くなっていきます。
両方とも、皮膚の防御反応のひとつと言えるかもしれません。
タコの代表的なものに、「ペンだこ」というのがありますが、これは鉛筆やペンを持った時に、いつも同じ場所にペンが当たることで、その部分の角質が硬く盛り上がっている状態です。
タコの場合は、痛みがないものがほとんどです。
そのため、カミソリやカッターナイフなどで自分で削っている方を時々お見受けしますが、カットしすぎて出血したり、傷から細菌が入って化膿することもありますので、自己流での切除はお勧めできません。
魚の目とタコの違いは断面図を見るとよくわかる
魚の目とタコの違いを分かりやすくイラストで説明している動画がありますので、ご覧ください。文字での説明よりも一目瞭然です。
タコは、魚の目と比較すると少し表面積が大きくて、薄いピンク色や茶褐色などの色がついていることが多いですね。
表面が少しギザギザしていることも多いです。
外側から見ると、分かりにくいのですが、断面図を見るとその違いがよく分かります。