現在市販されている湿布薬に配合されている主な成分と、その働きをまとめてみました。商品によって、配合量が違ったり、湿布薬のシートの大きさによって一度に使用できる枚数に制限があることもありますが、これは消炎鎮痛成分の用法・用量によるものです。
ロキソプロフェン ナトリウム水和物 |
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ジクロフェナク ナトリウム |
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ケトプロフェン |
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フェルビナク |
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インドメタシン |
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サリチル酸 |
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l-メントール |
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dl-カンフル |
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トウガラシエキス |
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生薬エキス |
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商品によっては、成分名がそのまま商品目になっているものもありますが、同じ名前のシリーズ品だけど、商品ごとに配合されている鎮痛成分が違うということもあります。商品名だけでなく、箱の裏にある「成分表」や「用法・用法」も確認してから、選択しましょう。
風邪薬や鎮痛薬などの市販薬は、箱の中に「添付文書」が入っていますが、湿布薬は外箱が大きく、使用上の注意を記載するスペースが充分にあるため、添付文書ではなく外箱に直接「使用上の注意」」が印字されています。箱は捨てずに保管するようにしてくださいね。

病院でもらった湿布薬を、「余っているから」「よく効くから」という理由で知人や友人、家族へ譲ったというケースを見聞きすることがあります。成分ごとに使用できる年齢や、使用できない人(妊婦さんや持病のある人、喘息などのアレルギーのある人など)が異なります。
安易に譲り渡すと、思わぬ副作用によって健康を害したり、場合によっては入院などの深刻な事態になることもありますので、自分が処方された湿布薬を他の人に譲渡するのは、絶対にやめましょう。