これまでのインフルエンザの流行の歴史について。


インフルエンザ流行の歴史

ウィルスと人類の戦いの歴史

インフルエンザの中でも、大流行を起こしやすく、世界中でたくさんの死者を出しているA型。強毒型インフルエンザもこのA型に属し、A型は、ヒト、鳥類、ブタ、ウマなどに感染します。

渡り鳥の飛来によりウィルスが世界中に広がり、「インフルエンザ」の語源は、インフルエンザが冬に流行し春に終息することから、インフルエンザが気候などに影響していると考えた16世紀のイタリアの占星術師が、「影響」を表すラテン語(influenctiacoeli)にちなんで、「influenza」と呼んだことによるものと言われています。

2009年の新型インフルエンザによるパンデミックは記憶に新しいところですが、20世紀には4回、21世紀に入ってからは1回のパンデミック(大流行)がありました。

インフルエンザ流行の歴史



新型インフルエンザは、いつ発生するかわからない

現在の医学の常識では、鳥インフルエンザや豚インフルエンザが、ヒトに感染することはないのですが、ウィルスに何らかの変異が起こって、豚や鳥からヒトへ感染するインフルエンザウィルスが誕生する可能性もあります。

私たちの目には見えない世界ですが、ウィルスは息をひそめながら、常に進化の機会をうかがっています。地震などの自然災害と同じように、いつ発生しても不思議はないのです。

だからこそ、日頃からの備えや心構えが大事ではないかと思いますね。災害と同じように食糧や水の備蓄なども必要ですし、正しい感染予防の知識を身に付けておきましょう。



20世紀以降のパンデミック

20世紀以降に発生した代表的なパンデミックを、簡単に表にまとめました。死者の数を見ると、その規模の大きさがわかると思います。現在でも、インフルエンザの型を表す時に「ソ連型」「香港型」などと言うことがあるのは、こういった歴史があるからなんですね。

?1917~1919年
スペインかぜ
感染者は全世界で6億人。
死者は2000万人とも4000万人とも言われ、日本でも人口の約半数が罹患し、死者は40万人と推定されています。
1957年
アジアかぜ
1957年4月に香港で始まり、東南アジア各地、日本、アメリカ、オーストラリア、さらにヨーロッパへと広がっていきました。

日本では300万人が罹患し、5,700人の死者。
世界全体の死者数は、スペインかぜに比べて少なく、300万人ほどでした。
1968年
香港かぜ
1968年6月に香港で爆発的に流行し、8月に台湾、シンガポールなど東南アジアへ、9月に日本、オーストラリア、12月にアメリカへと広がっていきましたが、ヨーロッパでは大きな流行は見られませんでした。

全世界で56,000人以上の死者を出し、日本では14万人が罹患、2,000人が死亡しました。
1977年
ソ連かぜ
1977年5月からシベリア、西部ロシアへ広がり、日本で流行。
さらに翌年には、ヨーロッパ、オセアニア、アメリカ、南米にまで拡大。
2009年
新型インフルエンザ
2009年4月、メキシコやアメリカで感染が確認され、当初は感染者の多くが20歳以下の若者で、高齢者の感染があまり見られなかった。
現在もまだ終息はしていない。

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