効果的なタイミングは
防風通聖散に限らず、漢方薬は食前(食事の30分くらい前)が良いと言われています(中には例外もありますが)。
それは、漢方薬は胃酸によって分解されることで、効果がより良く発揮されるから。
西洋薬の場合は、胃への負担がある成分が多々あるため、その負担を減らすために「食後」の服用を勧めていることが多いんですが、東洋医学では、漢方薬は食事の延長として考えられているため、そうした考えではありません。
漢方薬は食前に飲むのが一般的
漢方薬の原料となるのは、植物や鉱物、動物由来の生薬です。
そのため、食事の延長と考えられているんですね。
ただ、もともと胃の弱い方など、食前の服用で不快感を感じる方の場合は、食後の服用でも構わないと思います。
また、漢方薬の中にも、胃への刺激が強いものもあります。
そういった漢方薬の場合は、「食後に服用してください」と記載されていることもありますので、「使用上の注意」をご確認ください。
お湯に溶かして飲む?水で飲む?
錠剤の場合は、そのままお水で飲んでもらって良いと思います。
冷蔵庫で冷やしたお水よりも、常温の方がいいですね(白湯だと、なお良い)。
散剤(粉薬)の場合も、わざわざお湯に溶かす必要はなく、白湯などで充分だと思います。
お湯に溶かす場合も、あまり熱い温度ではなく、ひと肌より少し温かいくらいが良いと思います。
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しかし、味が飲みにくいなど、苦手な人もいらっしゃると思うので、無理することはありません。 ちゃんと飲むことが大事なので、自分が飲みやすいと感じる飲み方で良いと思います。 |