乾皮症(皮脂欠乏症)の痒みがひどい時の対処法について。


乾皮症の強い痒みと炎症には

乾皮症は、皮膚の表面がカサカサしていたり、白く粉が吹いていて、痒みが出てくるのが特徴的な症状ですが、さらに悪化してくると湿疹のような赤いブツブツが出始めて、皮脂欠乏性湿疹へと変化していくこともあります。

また、血行が良くなったり、体が温まると痒みが強くなる性質があるため、痒みで夜も眠れないという状態になってしまう人も少なくありません。



ステロイド剤との併用が必要になることも

乾燥による皮膚の痒みを改善してくれる塗り薬には、保湿成分と一緒に抗ヒスタミン成分(ジフェンヒドラミンなど)が配合されている商品も多いですから、軽い痒みであれば治まるのですが、湿疹が出ていたり赤みが強い場合はステロイド入りの軟膏などを使わないと痒みが解消しないこともあります。

お風呂上りに保湿クリームを塗ってもらうのは必須ですが、特に症状が強く出ているところにはステロイドの軟膏を重ね塗りするなどしてもらうと、患部の治りは早くなると思います。ただ、症状が広範囲に渡る場合では自己判断でステロイドを使うのは、副作用の面で使うのを躊躇われますよね。

ステロイドの軟膏を塗る際の目安としては、1回に塗れるのは基本的に「手のひら2~3枚分」の広さと覚えておくと良いでしょう。それ以上の広範囲になる場合は、医師や薬剤師に相談してください。

掻き壊してジュクジュクになってしまったら

掻き壊して患部がジュクジュクになったり、出血や化膿がある場合は、ステロイド軟膏を塗ると悪化してしまうこともあります。そんな場合は抗生物質の軟膏がお勧めなのですが、痛みが強い・範囲が広い場合は、こちらも受診してください。



乾皮症(皮脂欠乏症)の痒みを抑える内服薬

痒みが広範囲にあって塗り薬では対応できない時や、就寝時に特に痒みが強くなって眠れないという時には、皮膚の痒みを抑えてくれる抗ヒスタミン成分の内服薬(飲み薬)も役に立つかと思います。ただ、非常に眠くなりますので、日中は飲めないですし、夜寝る前に飲んだとしても、お薬の切れが悪くて次の日まで頭がボーっとすることもあります(人それぞれですが)。

病院で処方される抗アレルギー薬などは、眠気などの副作用が軽減されているお薬もありますので、眠くなるのは困るという方は皮膚科を受診することをお勧めします。

また、痒みを抑える飲み薬は、心臓病や高血圧、排尿困難や緑内障などの持病を抱えている方は服用できませんので、市販薬を服用するのではなく、かかりつけの医師にご相談くださいね。

アレルギール錠(第一三共ヘルスケア)
  • 抗ヒスタミン成分のクロルフェニラミンマレイン酸塩が痒みを抑えます。皮膚粘膜の修復を助けるビタミンB6も配合。

  • 楽天で購入:アレルギール錠 110錠
  • アマゾンで購入:アレルギール錠 110錠
?レスタミンコーワ 糖衣錠(興和)
  • 抗ヒスタミン成分のジフェンヒドラミンが痒みを抑えます。眠くなるので車の運転等はしないでください。

  • 楽天で購入:レスタミンコーワ 糖衣錠 (120錠)
  • アマゾンで購入:レスタミンコーワ糖衣錠 120錠
?和漢箋 ロート当帰飲子錠a(ロート製薬)
  • ガサガサの乾燥肌の痒みに効く漢方処方。冷え性で皮膚が乾燥する人のお肌の痒みに。

  • 楽天で購入:ロート当帰飲子錠a 252錠
  • アマゾンで購入:ロート当帰飲子錠a 252錠



保湿剤でうるおいを補うのが最優先

飲み薬は、基本的に痒みを一時的に緩和させるもので、根本的な治療になるものではありませんので、保湿剤などでしっかり乾燥を防ぐことが先決です。保湿をせずに飲み薬を飲んでも症状はほとんど軽減されません

また、上記の表にあげた漢方薬の「当帰飲子(とうきいんし)」は、血行改善作用のある生薬のトウキやジオウ、お肌をうるおすオウギなどの生薬を配合しており、冷えを改善しながらお肌が乾燥しにくい体質へと導いてくれる漢方薬です。痒みへの即効性があるものではありません。まずは毎日の保湿を生活の中に取り入れてくださいね。