フェーズ6にまで引き上げられた2009年の新型インフルエンザ
まだ記憶に新しい2009年の新型インフルエンザ騒動は、記憶に残っている人も多いと思います。ウイルスの日本上陸を防ごうと、空港などで必死の攻防が繰り広げられました。
しかし、感染者第1号が出てからは、あっという間に感染が拡大。更に死亡者が出たことから、日本国内は一時的に大きなパニックに陥り、ドラッグストアの店頭にはマスクを買い求める人達が押し寄せ、どこのお店に行ってもマスクが売切れ状態という異常事態が起こりました。
高校生など若年層を中心に感染が拡大
関西の中高校生を中心に感染者が増加し、発生地域の中高校が臨時休校になるなど、家庭や教育現場も大きく混乱しました。一般的なインフルエンザでは高齢者の感染者や重症者が多くなるんですが、この新型インフルエンザでは10代の若者を中心に感染が拡大したという特徴がありました。
医療機関は『発熱外来』を設置し、感染の疑いのある人は長期間隔離されるなど、新型インフルエンザ対策ガイドラインに基づく対応の一環として、さまざまな対応がなされました。