投稿者 KSさん(性別:不明)
【投稿日:2015年4月22日】
インフルエンザらしき高熱の後体温は37℃台戻りましたが下半身が特にだる痛く眠ることもできないので市販の頭痛薬を服用しています。
効いている間だけ楽になるのですがまた痛みがぶり返すので連用してしまっています。
(痛いのと眺しいのとで行くべきだとはわかっていながら通院できていない状態です)
ナロンAは効かずイブクィックが有効で3日程1日2回位服用していますがこれ以上連用するのは望ましくないでしょうか?
ロキソニンもすばらしく効いたのですが胃がムカムカしました。
「高熱の際のイブQの連用の副作用」と「ロキソニンの連用の限度」ということでご回答おねがい致します。(もちろん一般的なお話で)
管理人の回答
ご質問いただきまして、ありがとうございました。
インフルエンザでは関節など節々の痛みが強く出る事がありますが、メールの内容から、病院は受診されず、インフルエンザかどうかの診断もされていない状態かと推測されます。
解熱鎮痛薬は、痛みなどの症状を一時的に和らげる目的で使用されますので、薬の効果(持続時間)が切れてしまうと、また痛みがぶり返してしまうこともあります。
痛みを根本的に解決するものではないため、数回服用しても症状が改善しない場合は、病院を受診されることをお勧め致します。
市販の鎮痛薬を使用する時の注意点
それぞれの商品には添付文書がついており、その中に「使用上の注意」が記載されています。
1日に何回服用できるかや、食後や食前などの服用のタイミング、服用してはいけないケースや、服用する前に相談した方が良いケースなど、大事なことがたくさん記載されていますので、お薬を購入した際には必ず目を通していただきたいと思います。
今回、お問合せをいただきました「連用」や「副作用」についても、添付文書内に記述されていますので、一部をご紹介させていただきます。
どの鎮痛薬にも共通しているのは、「長期連用をしてはいけない」ということですが、お薬の服用を続けるかどうかの目安として、イブクイック頭痛薬とロキソニンSでは、下記のような記載がされています。
![]()
|
お問合せの内容から、高熱・全身の倦怠感や睡眠の妨げになるような痛みがお有りとのことですので、お忙しいとは思いますが、市販薬の服用を中止して、病院を受診して適切な診断と処置を受けられるのが望ましいと考えられます。
鎮痛薬の代表的な副作用
市販の鎮痛薬の副作用として、胃のムカつきや胃痛など胃障害が起こることがあります。
連用することで、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの消化性潰瘍を引き起こすこともありますので、胃の不快感を感じたら服用を中止して、薬剤師または登録販売者に相談してください。
空腹時に服用すると、胃への負担が大きくなりますので、必ず食後に服用しましょう。
その他にも、めまいや発疹、むくみ、目のかすみなど、鎮痛薬を服用することで起きる副作用はいくつかあります。
中には重篤な症状を引き起こすものもありますので、使用上の注意をよくお読みいただき、異変を感じたら服用を中止して病院を受診してください。