腹痛に吐き気を伴う場合
内臓に何らかの異常が起きている場合、腹痛とともに吐き気や嘔吐が起こることがよくあります。実は、私は虫垂炎と胆石症を患い、手術を受けた経験があるのですが、病気の始まりは腹痛と酷い吐き気でした。
虫垂炎は右下腹部が痛くなるんですが、初期は胃のあたりの痛みや吐き気がありました。そのため、「胃炎なのかな?」と思っていたんですが、腹痛が起きてから3日目に右下腹部の激しい痛みと40℃の高熱!
急いで病院へ行ったら、腹膜炎を起こしているということで即手術となりました。虫垂は通常の4倍の大きさに腫れ上がっていたそうです。「もっと早く病院に来るべきだった」と医師に怒られたのを覚えています。
一般的には、虫垂炎の手術の場合は1週間程度で退院できるんですが、症状が重かった私の場合は15日間もかかってしまいました。胆石症も同じで、痛みとととに強い吐き気がありましたが、こちらは七転八倒する強烈な痛みだったため、救急車を呼んで病院へ行きました。
このように、放置すると重篤な状態になる危険性もあり、適切な処置を行わないと、生命に関わる場合もあります。虫垂炎や胆石症、尿路結石など、非常に強い腹痛を伴いますので、放置することは少ないと思いますが、異常を感じた場合は出来るだけ早く医療機関を受診してください。
吐き気が起こる腹部の主な疾患
虫垂炎 |
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腹膜炎 |
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胆石症 |
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胃潰瘍・胃炎 |
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尿路結石 |
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急性肝炎 |
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急性膵炎 |
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