ドリエルなどの市販の睡眠改善薬の成分は、ジフェンヒドラミン塩酸塩という抗ヒスタミン成分です。
代表的な副作用として、口の渇きや目のかすみ、心拍数の増加などがあります。
また、瞳孔が散大するため、異常なまぶしさを感じることがあります。
通常、夜寝る前にお薬を飲むのですが、翌日まで眠気が残っていることもありますので、車の運転や機械の操作にはご注意くださいね。
他の市販薬と一緒に飲むことはできません。
抗ヒスタミン成分は、主に鼻水やくしゃみなどの鼻症状を鎮める目的で配合されている成分で、
- 総合風邪薬
- 鼻炎薬
- 咳止め薬
- 乗り物酔いのお薬
- アレルギーのお薬
など、さまざまな市販薬に使用されています。
また、胃腸薬の中には、抗ヒスタミン成分と似たような働きをする成分が配合されている商品もあります。
たとえば、風邪薬と睡眠改善薬を一緒に飲んでしまうと、成分が重複することがあり、薬の効果が強く出過ぎてしまうおそれがありますので、睡眠改善薬を服用する時は、他の市販薬と併用しないようご注意ください。
安易に飲み続けないでください
2~3回飲んでも不眠症状が改善しない場合は、服用を止めて医師や薬剤師にご相談ください。
お薬を飲んだ翌日まで眠気が残って頭がボーっとしたり、倦怠感を感じることがあります。
漫然と飲み続けることで健康を阻害することもありますので、一時的なご使用を心掛けましょう。