非ステロイド性消炎鎮痛剤の一種で、「ボルタレン」の商品名で医療用鎮痛剤としてメジャーな成分です。月経痛や抜歯後の痛み、術後の痛みなどの強い痛みに効果があります。痛み止めの飲み薬としては、1974年に錠剤が発売され、その後は外用薬(湿布薬や塗り薬など)が発売されています。
痛み止めの飲み薬は現在も医療用医薬品ですので、病院へ行かないと処方してもらえませんが、外用薬(湿布・塗り薬)については、現在は市販薬(第二類医薬品)としてドラッグストア等で販売されています。ボルタレンという名称ではなく、違う名称で販売されている商品もありますので、箱の裏の成分表をよく見てから購入するようにしましょう。
痛み止めは、痛みを一時的に緩和するもので、根本を解消するものではないため、痛みが慢性的に続いている場合は、鎮痛薬を飲むのを止めて医療機関を受診することをお勧めします。また、連用したり空腹時に服用したりすると、胃粘膜障害などの副作用を起こすこともあります。服用する時は、かならず食後に多めのお水で飲むようにしてくださいね。