医師が処方する睡眠薬と市販の睡眠改善薬の違いについては、こちらのページでも書いていますが、お薬の成分や性質がまったく別のものです。
病院で処方される睡眠薬の特徴
睡眠薬として処方されているお薬には、睡眠導入剤、鎮静剤、抗不安薬など、さまざまな種類があり、短時間作用型、中間作用型、長時間作用型と、効果が持続する時間は、その薬によって違います。
- 寝付けない
- 眠りが浅い
- 途中で目が覚める
- 睡眠が長時間続かない
といった患者さんの睡眠障害のタイプに応じて、医師がお薬を処方します。
医師が処方する睡眠薬と市販の睡眠改善薬の違いについては、こちらのページでも書いていますが、お薬の成分や性質がまったく別のものです。
病院で処方される睡眠薬の特徴
睡眠薬として処方されているお薬には、睡眠導入剤、鎮静剤、抗不安薬など、さまざまな種類があり、短時間作用型、中間作用型、長時間作用型と、効果が持続する時間は、その薬によって違います。
といった患者さんの睡眠障害のタイプに応じて、医師がお薬を処方します。
睡眠薬と睡眠導入薬には、実は作用の違いはなく、超短時間作用型・短時間作用型の睡眠薬を総称して「睡眠導入剤」と呼んでいます。
一方、安定剤は抗不安薬とも呼ばれ、不安症状の緩和に処方されます。
抗不安薬には、不安や緊張をときほぐす作用、筋肉の緊張やコリをほぐす作用があり、就寝前に服用すると眠りに入りやすくなるため、睡眠導入剤として処方されることもあります。
不眠症は現代病?!
2013年に改訂された、「睡眠薬の適正使用に関するガイドライン」によると、成人の30%以上が入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠困難などいずれかの不眠症状があって、10%が慢性的な不眠症に陥っているんだそうです。
睡眠薬の処方率は近年増加を続けていて、現在、睡眠薬は一般成人の20人に1人が服用している汎用薬となっています。
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超短時間作用型 | マイスリー・アモバンなど |
短時間作用型 | ハルシオン・デパス・レンドルミン・レスミーなど |
中間作用型 | ユーロジン・サイレースなど |
長時間作用型 | ダルメート・ソメリンなど |
市販の睡眠改善薬の成分であるジフェンヒドラミン塩酸塩は、不眠症患者さんを対象にした臨床試験(治験)で、長期的な治療効果と安全性が、まだしっかりと確認されていません。
そのため、「使用上の注意」には、「一時的な不眠に使用すること」「不眠症と診断された人は使用しないこと」と明記されています。
また、眠気や口渇などの副作用が出たり、持病を悪化させてしまうことがあるため、自己判断で漫然と使用しないようにしてください。
市販薬で効果が現れない場合や、不眠の症状が改善しない場合は医師の診断を受けましょう。