子どもの咳止め薬のページで詳しく書いていますが、基本的に赤ちゃんや乳児などの小さなお子さんの場合は、熱や咳・鼻水といった風邪症状がある時には小児科への受診を最優先に考えます。
特に、生後2歳未満のお子さんについては、市販薬の使用によって症状が悪化してしまうケースも稀にありますので、症状が軽いうちに小児科を受診してください。
市販の風邪シロップは、夜間の急な発熱など、やむを得ない場合に使用するものと考えていただくと良いかと思います。
授乳中のママの風邪薬についてはこちらのページに解説しています。
乳児は体の機能が未発達
特に、1歳未満の乳児などの場合、風邪をひいた時に41~42℃以上の高熱が出たり、解熱剤の服用で平熱以下まで熱が下がってしまったりと、大人とは違う急激な熱の上昇や降下が起こることがあります。
これは、体温を調節する脳の機能が未発達のためで、他にも呼吸器などの体の機能が未熟なため、風邪が重症になりやすい傾向があります。
赤ちゃんは、大人のように自分で痰を出したり、鼻をかんだりできませんので、薬でむやみに咳や鼻水を止めてしまうと、それが逆に赤ちゃんを苦しめることもあるため、安易に市販薬を使用しない方が良いのです。

子ども用風邪シロップの代表的な製品
解熱剤(熱と痛みに)
解熱鎮痛成分は「アセトアミノフェン」です。シロップ剤と座薬、錠剤の3種類があります。お子さんで高熱が続く場合は、病院の受診を最優先にし、どうしてもやむを得ない時にのみ市販薬を使用するようにしてください。
キッズバファリンシロップS
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こどもパブロン坐薬
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小児用バファリンCⅡ
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総合かぜシロップ(熱・咳・鼻水など)
熱以外にも、軽い咳や鼻水・くしゃみなどの症状がある時に。総合かぜシロップですから、解熱鎮痛成分も配合しています。上記の解熱剤と併用することはできませんのでご注意ください。
キッズバファリンかぜシロップP
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アルペンSこどもかぜシロップ
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パブロンS小児液
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