『温める』『マッサージ』は禁物
緊張性頭痛の場合は、マッサージをしたりお風呂に入って体を温めることで血行が改善して、頭痛も解消するということがよくありますが、片頭痛の場合は温めると逆効果になることがあります。
温めたり首をマッサージしたりすることで血流が良くなり、かえって痛みが増してしまうため、冷たいタオルなどで冷やすようにすると良いでしょう。
音や光にも敏感になっていることが多いため、静かな暗い部屋で安静にすることも大事です。
お薬を飲むタイミング
片頭痛の多くは前兆があります。
痛みが起きそうだなと感じた時点でお薬を服用すると、痛みを予防したり重症化するのを防いだりすることができます。
一般的な頭痛薬全般に言えることですが、頭痛が起きてから痛み止めを飲んでもなかなか効きにくいため、痛みが出始めたらすぐに飲むのがポイントです。
病院で処方されるお薬の場合
医療用医薬品には、片頭痛が起こらないようにする予防薬や、拡張した血管やその周囲の炎症を抑えることによって片頭痛を治療するお薬(トリプタン製剤など)があります。
どのお薬が有効かどうかは人によって違いますので、専門家による診断を受け、自分に合ったお薬を見つけましょう。
市販薬を利用する場合
市販の鎮痛剤も、軽度の場合や前兆の段階で服用すると一定の効果があります。
ただ、鎮痛剤は体質や症状、年齢などに応じて選ぶ製品が変わってきますので、自己判断で選ぶのではなく薬剤師や登録販売者に相談の上ご購入ください。
生活習慣を見直す
空腹は片頭痛を誘発すると言われていますので、朝食を抜かず、規則正しい食事を心がけると良いでしょう。
また、休みの日に長時間寝る、いわゆる「寝だめ」もあまり良くありません。
寝すぎると片頭痛を起こしやすくなるので、毎日出来るだけ同じ時間に起床するようにすると良いですね。
その他にも、ナッツ類やチョコレート、チーズなどの片頭痛を誘発すると言われている食品を避ける、疲労やストレスを溜めないなど、生活習慣を見直してみて下さいね。