エテンザミドとは、アスピリンと同じサリチル酸系の解熱鎮痛成分で、アスピリン同様にプロスタグランジン(痛みを知らせてくれる物質)の産生を抑制します。アスピリンに比べ胃腸障害の副作用が少ないのが特徴です。
また、アセトアミノフェンに、このエテンザミドと、カフェインを加えたACE(エーシーイー)処方によって製造される事も多いです。(A:アセトアミノフェン、C:カフェイン、E:エテンザミドの略です)
市販の解熱鎮痛薬の場合、8歳から服用できる製品もありますが、一緒に配合される成分によっては15歳未満は服用できない製品もありますので、購入する際は年齢制限を確認しましょう。鎮痛成分がエテンザミドだけという製品は市販されておらず、アセトアミノフェンやイソプロピルアンチピリンなどの他の鎮痛成分と一緒に配合されています。
病院でもあまり使用されていません。アスピリンと同じ系統のお薬ですから、アスピリンで喘息を起こしたことがある人は使用しないようにしましょう。インフルエンザや水痘などのウィルスに感染しているおそれのある小児の発熱などにも使用しないでください。