子どもは大人と比較して乗り物酔いをしやすい傾向がありますが、実は、市販の乗り物酔いのお薬は3歳未満のお子さんが服用できる商品は販売されていません。
3歳未満では、自律神経が未発達のため、乗り物酔いを起こすことはほとんどないと言われているためです。
しかし、乗り物に乗ると乳児がぐずったり、機嫌が悪くなると「乗り物酔いでは?」と心配になる親御さんもいらっしゃると思います。
また、実際に嘔吐するケースもありますが、乳幼児は胃などの内臓の機能も未熟なため、食後すぐに乗り物に揺られたりすることで、食べたものを吐いてしまうこともあるようです。
飛行機などで気圧の変化を伴うケースでは、中耳炎など耳の疾患によって機嫌が悪くなることもありますので、安易に乗り物酔い薬を飲ませるのではなく、小児科や耳鼻科で相談されることをお勧めします。
お子さんの場合は、保護者の方の監視の元で服用させましょう。
誤飲による窒息を防ぐため、錠剤は5歳未満、カプセルでは7歳未満のお子さんは服用することができません。
3歳~5歳未満のお子さんは、ドリンク剤をお選び下さい。
なお、持病のある人などは、購入する際に薬剤師や登録販売者にご相談ください。