禁煙すると起こる離脱症状。イライラなどのメンタルの症状の他に頭痛などが起こる人も。


禁煙した時におこる離脱症状

個人差はありますが、禁煙生活をスタートするとイライラ感や集中力が維持できない、落ち着かないなどのメンタルの症状が出始めます。他にも、口寂しく感じたり、頭がボーっとしたり、頭痛やめまいなどの症状が出ることもあります。

多くは、禁煙スタートから2週間くらいは、こうした離脱症状に悩まされることになります。ニコチンにはかなり強い依存性があるので、自分の意志だけでは乗り切れない難しさもあると思います。

禁煙の離脱症状



どうしてタバコをやめられないのか?

タバコがやめられないのは、ニコチン依存症という病気でもあるのですが、ニコチンによる肉体的な依存の他に、心理的な依存も大きく関わってきます。

タバコを吸って血液中のニコチン濃度が高まると、脳内でドーパミンという物質が多く分泌されます。それによって満足感や幸福感を得られるため、ストレス解消になったりするわけですが、血中のニコチン濃度はしばらくすると半減するため、禁断症状が現れてまた吸いたくなります。これがニコチン依存の怖さですね。

数人のヘビースモーカーの方に、「タバコって、そんなに美味しいんですか?」と聞いたことがありますが(笑)、みなさん「美味しくて吸ってるわけじゃないよ。吸わずにいられなくなるから吸ってるんだ」と、だいたい同じようなお答えが返ってきます。

食後の一服、目覚めの一服、仕事が終わった時の一服、というように、生活の中で喫煙が習慣化している場合は、自分の意志だけで止めるのは難しいかもしれませんね。さらに、喫煙していた期間が長ければ長いほど、禁煙には強い意志が必要になってきます。



肉体的依存と心理的依存がある

生活習慣と心理的依存の関係

タバコを吸わなくなると、体の中でニコチン欠乏による症状が出ます。タバコを吸いたくなる気持ちが強くなったり、不安やイライラが出たり、頭痛やめまいが起こったりするのは肉体的依存によるものです。


一方、心理的依存とは生活習慣の中に喫煙がしっかりと組み込まれている人で強くなります。たとえば、お酒を飲む時に喫煙する人は、お酒を口にするとタバコを吸いたくなったり、起床したら必ずタバコを吸う人は、朝起きるとタバコに手が出てしまうなど、反射的に吸いたい気持ちが起きてしまいます。

こんな風に、タバコを吸うタイミングが生活習慣と連動している人は、禁煙した時に「タバコが吸いたい」気持ちがより強く出てしまうため、自分の意志だけで禁煙するのは非常に難しいと言われています

また、仕事が忙しい時や、大きな悩み事を抱えている時なども、タバコへの依存度が高くなりますので、禁煙をスタートするのはそうした時期を避けると良いですね。




禁煙によるニコチンの離脱症状のピークと期間

これまでの喫煙期間の長さや、1日の喫煙本数によって若干の違いはあると思いますが、一般的に、禁煙をすると48時間くらいで体内のニコチンは消失すると言われています。ですから、2日目を過ぎたあたりから、イライラや不安感、落ち着きのなさなどの症状が出始め、個人差はありますが、禁煙から1週間目あたりで離脱症状はピークになります。

もっとも辛いのは、禁煙スタートしてから2週間くらいだと言われていますので、その間の離脱症状があまりにも辛いようなら、市販の禁煙補助剤(ガムなど)を上手に利用して、乗り切ると良いかもしれません。

禁煙補助剤は、ニコチンを補いながら辛い離脱症状を緩和するお薬です。根性だけでは禁煙は達成できないこともありますので、特に、これまでに禁煙をしようとして挫折したことがある人は、一度試してみると良いですね。



ニコレットなど禁煙ガムの一覧はこちらでご紹介しています。

禁煙による主な離脱症状
  • イライラ感や焦燥感
  • 不安感が強くなる、眠れない
  • 口寂しくて、口元を触ってしまう
  • 頭痛やめまい
  • 倦怠感が強くなる、疲れが取れない
  • 集中力が維持できない、日中に眠くなる
・・など。


若い人ほど依存や離脱症状が強くなりやすい

年齢が若いほど、ニコチン依存症は強くなりやすいと言われています。10代の若者の禁煙がなかなか成功しないのも、こういった生理的な要因が大きく関わっています。

タバコの煙には、ニコチン、タール、一酸化炭素の三大有害物質が含まれており、それぞれ下記のような性質を持っています。

ニコチン タバコへの依存症を引き起こす物質。脳内のドーパミンを分泌させる作用がある。
タール 3つの中で、発がん性があることが確認されている物質。肺がん等のリスクが高くなります。
一酸化炭素 血液による酸素の運搬を妨げるため、体内の各組織での酸素欠乏を引き起こす。



思春期は栄養分をたくさん摂りこんで成長する時期でもあるため、体に入ってきたものを吸収する力も高まります。そのため、喫煙をするとタバコの有害物質も大人より吸収してしまうんですね。精神的にまだまだ未熟なために吸いたい気持ちを我慢できず、大人より強い依存性が生まれてしまうため、禁煙のハードルは非常に高くなります。

一度手を出すと止めるのが難しくなってしまうため、小学生の頃から喫煙の弊害について学校や家庭でしっかり教えていく必要があると思います。

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