ステロイド市販薬のランクや、医療用と市販薬の違いについて解説しています。


ステロイド軟膏の強さ

ステロイドには5つのランクがある

ステロイド軟膏は、その強さに応じて5段階にランク分けされています。

  1. ストロンゲスト
  2. ベリーストロング
  3. ストロング
  4. ミディアム
  5. ウィーク



この5つですが、このうち市販されているのはストロング・ミディアム・ウィークの3つです。ランクが高いほど、お薬の体内への吸収率が高く、患部の炎症の度合いに応じて、使用するステロイド軟膏を選んでいきます。





年齢による使い分け

ステロイド軟膏を選ぶ際の目安として、「年齢による使い分け」があります。


●赤ちゃん ⇒ ウィーク
●乳児~6歳くらいまで ⇒ ミディアム
●小学生以上 ⇒ ストロング


ただし、顔面や陰部、頭皮などは、他の部位に比べて、より多くお薬を吸収するため、慎重に使用しなければなりません。自己判断で使用しないようにしましょう。

また、化膿している傷や感染性の皮膚炎の場合は、ステロイドの使用によって悪化することもありますので、医師・薬剤師、または登録販売者にご相談ください。





医療用と市販のステロイド軟膏の強さの違い

最も吸収が良く作用が高い「ストロンゲスト」と、2番目に作用が高い「ベリーストロング」は市販されておらず、病院でのみ処方されています。(赤色の部分)

市販されているのは「ストロング」「ミディアム」「ウィーク」の3つのランクで(水色の部分)、使用する人の年齢や体の部位、炎症の度合いなどに応じて選択していきます。 それぞれのランク別に、代表的な成分と商品をまとめてみました。

  • ストロングやミディアムランクのステロイドは、病院で処方されることもあります。
  • 市販のステロイド軟膏の名称は、赤字で掲載しています。

ランク 成分と商品名
strongest
(最強)
プロピオン酸クロベタゾール
 ・デルモベート(グラクソ・スミスクライン)

酢酸ジフロラゾン
 ・ダイアコート(ファイザー)

ジフロラゾン酢酸エステル
 ・ジフラール(アステラス製薬)
very
strong
(非常に強い)
ジフルプレドナート
 ・マイザー(田辺三菱製薬)

ジプロピオン酸ベタメタゾン
 ・リンデロン‐DP(塩野義製薬)

吉草酸ジフルコルトロン
 ・テクスメテン(佐藤製薬)
 ・ネリゾナ(バイエル薬品)

フルオシノニド
 ・トプシム(田辺三菱製薬)

フランカルボン酸モメタゾン
 ・フルメタ(塩野義製薬)

酪酸プロピオン酸ベタメタゾン
 ・アンテベート(鳥居薬品)
strong
(強い)
吉草酸ベタメタゾン
 ・ベトネベート(第一三共ヘルスケア)
 ・リンデロンV(塩野義製薬)

吉草酸デキサメタゾン
 ・ボアラ(マルホ)

フルオシノロンアセトニド
 ・フルコートF(田辺三菱製薬)

吉草酸酢酸プレドニゾロン
 ・リドメックス(興和)
middium
(やや強い)
吉草酸酢酸プレドニゾロン【アンテドラッグ】
 ・ムヒアルファEX(池田模範堂)
 ・プレバリンα軟膏(ゼリア新薬)
 ・メディクイック(ロート製薬)
 ・テレスHi(ジョンソン&ジョンソン)
 ・オイラックスPZ軟膏(第一三共ヘルスケア)
 ・アレルギールSK(第一三共ヘルスケア)
 ・リビメックスコーワ(興和)
 ・セロトピー軟膏(佐藤製薬)

酪酸ヒドロコルチゾン
 ・セロナ軟膏(佐藤製薬)
 ・エスアランH軟膏(エスエス製薬)
 ・ロコイダン軟膏(クラシエ)
 ・ロバックHi(武田薬品)
 
week
(弱い)
酢酸ヒドロコルチゾン
 ・エマゼン軟膏(大正製薬)
 ・ドルマイコーチ軟膏(ゼリア新薬)

酢酸プレドニゾロン
 ・ムヒアルファS(池田模範堂)

デキサメタゾン
 ・オイチミンD(佐藤製薬)

ヒドロコルチゾン
 ・オイラックスHクリーム(第一三共ヘルスケア)
 ・テラ・コートリル軟膏(ジョンソン&ジョンソン)

プレドニゾロン
 ・ワーボンプラス軟膏(田辺三菱製薬)


皮膚科医が解説する『ステロイドの種類』

病院で使うステロイドも含めて、ステロイドのランクについて動画で分かりやすく解説しています。

ステロイドに関するコンテンツ



ステロイド軟膏を知ろう!

カテゴリ別に見る

症状別・製品別に見る