ステロイド市販薬の主な副作用について、分かりやすく解説しています。


ステロイド軟膏の副作用

副作用を正しく理解する

ステロイドに「副作用がコワい」というイメージをお持ちの方は多いと思います。しかし、ステロイドに限らず、どのお薬にも必ず副作用はあります。薬を使用する時は、何かの困った症状を解消したい時ですから、使用することのメリットとデメリット(副作用)を比較した時にメリットの方が上回るなら使用する・・ということになると思います。


ステロイド成分配合の軟膏の副作用について


用法用量や使用する期間など、医師の指示や『使用上の注意』を守り、適正に使用していれば、副作用の発現はそう多くありません。

勝手に塗る量を減らしたり増やしたり、途中で使用を中止するなど、自己判断での使用によって起きてしまう副作用の方が、多いような印象を受けます。副作用を避けるには、お薬の用法用量や塗り方、副作用について正しく理解しておくことが大事なのです。





ステロイド軟膏の主な副作用

感染症

ステロイド成分は、長期間使用することによって免疫力を低下させてしまうため、真菌や細菌などの感染症にかかりやすくなります。これは、ステロイドが白血球が菌と戦う機能を低下させてしまうためで、この状態を「易感染」といいます。水虫やカンジタ皮膚炎などを普通の湿疹と思ってステロイド成分入りの軟膏を使ったら悪化した・・なんていうケースもあるのです。

化膿した患部には雑菌が繁殖していることがあるため、ただれがひどい部位にはステロイドを使用しない、同じところに長期間(2週間以上)塗らないなどの注意が必要です。


皮膚が薄くなる

皮膚から血管が透けて見えるほど、皮膚がまるで紙のように薄くなっている状態です。「ステロイド軟膏が美白に効く!」と、過去に一度ブームになったことがありましたね。

たしかに、肌は白くなるのですが、皮膚はどんどん薄くなり、細かいシワができるなどの症状が現れます。ステロイドを中止することで徐々に回復しますが、皮膚に違和感等を感じる場合は、専門医を受診してください。


ステロイドの副作用


皮膚の毛細血管の拡張

長期間のステロイド軟膏の使用によって、皮膚の毛細血管が拡張し、顔が紅潮して見える症状が現れます。いわゆる「酒さ様皮膚炎」です。顔は皮膚が薄いため、特に、顔への使用は注意が必要です。

鼻や頬・額などが、お酒を飲んだ時のように赤く紅潮することから、このような呼び名がついています。ステロイド軟膏の使用によって、赤ら顔になってきたと感じたら、直ちに使用を中止して皮膚科医に相談してください。


リバウンド現象

ステロイド軟膏を長期間使用した時などに、よく起きる現象です。たとえば、アトピー性皮膚炎などでステロイド軟膏を使用している時に、症状がまだ良くなっていないのに急に使用を止めたりすると、症状が急激に悪化することがあります。

ステロイドは、体の反応(免疫力)を低下させることで症状を抑えていますので、使用を中止することで、それまで抑えられていた体の反応が急激に目を覚まします。の結果、患部の痒みや赤み、炎症などが一気に現れるわけです。

ステロイド成分の性質として、使用を中止する時は、いきなりゼロにするのではなく、塗る回数や量を徐々に減らしていくようにしましょう。ステロイドのコントロールが難しいと感じた時は、迷わず皮膚科を受診して下さい。

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