市販の禁煙ガム「ニコレット」の正しい使い方と、使用する時の注意点。


ニコレット(禁煙ガム)の正しい使い方

ニコレットはガムですが、一般的なガムと同じような噛み方はできません。また、噛み方にも独特なルールがあります。それを守らずに使用すると、効果が強く出過ぎて具合が悪くなったり、義歯を傷めてしまうこともありますので、使用上の注意は必ず守るようにしましょう。

ニコレットの正しい使い方



子どもの手の届かないところに保管してください

お菓子や普通のガムと間違えてお子さんが口にしないよう、禁煙ガムはお子さんの手の届かないところに保管してください。上記はニコレットの実物の写真ですが、見た目は一般的な錠剤のように見えます。

一見、上から押せば簡単にガムをプチッと取り出せそうに見えますが、裏側のアルミシートは意外に頑丈です。「取り出しにくい」という苦情を言われることもあるのですが、安全のため簡単にはガムが取り出せないような包装がされており、これは子供の誤飲を防ぐためでもあります。

また、タバコを吸わない人が禁煙ガムを噛むと、急性のニコチン中毒で意識を失って倒れてしまうことがありますので、大人の方でも喫煙経験のない人は絶対に口にしないでください



ニコレットガムの噛み方の注意点

ニコチン置換療法とは

ニコレットの噛み方を書く前に、ニコチン置換療法について少し書きたいと思います。タバコをやめられないのは、ニコチン依存症によるものです。

ニコチン置換療法とは、タバコの代わりにニコチンガムを噛むことで、離脱症状を和らげながら、禁煙に導いていく療法で、そのニコチン置換療法をするためのお薬がニコレットというわけです。


ですから、ニコチン置換療法を開始したらタバコを吸ってはいけません。喫煙を完全にストップしてからニコチン置換療法をスタートしてください。

ニコチン置換療法について解説した動画がありますので、ご覧になってみてください。



正しい噛み方の手順

一般的なガムと同じように噛んではいけません。噛み方に特有のルールがありますので、必ず守ってください。

①ゆっくり噛む ガムを口に入れたら、ゆっくりと15回ほど噛んでください。しばらくすると口の中にピリッと刺激を感じます。刺激が強すぎる場合は、噛む回数を減らしたり、唾液をティッシュで拭き取ると良いです。
②頬の裏側にしばらく置く 15回程度ゆっくり噛んだら、ガムを頬の裏側(頬と歯茎の間)にガムの味がなくなるまで約1分ほど置きます。
③30~60分かけて噛む ①と②を30分~60分間繰り返し、ガムを捨てます。


噛み方のコツを動画で説明してますので、ご覧ください。




ニコレットを噛む一日の個数と禁煙までの期間

禁煙ガムは医薬品ですが、一般的な医薬品のように「1日3回食後の服用」というような用法用量は決まっていません。基本的に、吸いたくなった時に噛むという使い方になります。しかし、その個数には一定の目安がありますので、下記の表を参考にしていただき、1日の個数と禁煙までの期間を守るようにしてください。

1日の喫煙本数(禁煙直前に吸っていた本数) ?ニコレットの個数の目安(1日) ?禁煙までの期間
20本以下 ・4~5週目までは、1日4~6個
・5~7週目までは、1日1~3個
・7~9週目までは、1日0~1個
?約9週間
21~30本 ・4~5週目までは、1日6~9個
・5~7週目までは、1日3~6個
・7~9週目までは、1日1~3個
・9~10週目までは、1日0~1個
?約10週間
31本以上 ・4~5週目までは、1日9~12個
・5~7週目までは、1日6~9個
・7~9週目までは、1日3~6個
・9~10週目までは、1日1~3個
・10~12週目までは、1日0~1個
?約12週間



禁煙をスタートしてから2週間目くらいに、イライラ感や集中力の欠如などの離脱症状が出る方が多いようです。最初の4週間は無理をせずに、吸いたくなったらガムを噛んで気持ちを落ち着けるようにすると良いですね。


禁煙プログラムの進め方について解説している動画があります。ご覧になってください。




ニコレットを噛む時の注意点

ニコレットの性質上、ガムが義歯や入れ歯に付きやすくなっています。ニコレットを噛むことで義歯を傷めたり、ガムが入れ歯に付着して取れなくなることもありますので、口の中でガムを置く時には、義歯がないところに置くようにしてください。

義歯や入れ歯を使用している人で、一般的なガムが歯にくっついてしまう方は、ニコレットも使用しない方が良いでしょう。

ニコレットなど禁煙ガムの一覧はこちらでご紹介しています。

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