日常生活の中でおこる「むくみ」の種類と症状について。


むくみの種類と症状。「むくみ」とは?

脚や顔がむくんだりすることを浮腫といいますが、「むくみ」というと、やはり体の外側に出てくる症状として認識されている方が多いと思います。長時間の立ち仕事などによるむくみや、飲みすぎた日の翌朝の顔のむくみなどは非常に分かりやすい「むくみ」ではないでしょうか。

中医学では、水のめぐりが悪くなることで起こる不調を「水毒症状」と言います。梅雨の時期や雨が続くと関節が痛む・・、これも一種の水毒症状と言えますね。単に脚や顔のむくみだけでなく、水毒症状は体のいたるところで起きますが、こうした水毒によるむくみやめまいには漢方薬が良く効きます。


水毒による関節の痛み



水毒という独特な考え方

流れの速い川は水がよどむことがほとんどないけれど、流れが遅い(もしくは停滞している)川の水は、よどんで濁ったり、臭いが出てきたりして浄化する能力が低下しますね。人の体の中の水のめぐりも、川とまったく同じではありませんが、流れが滞ることで不具合が生じると考えられているのです。水毒による症状には下記のようなものがあります。



  • 長時間の立ちっぱなしや座りっぱなしによって脚がむくむ。
  • 関節の痛みやむくみ、スムーズな曲げ伸ばしができない。
  • 胃内の停水(歩くと胃の中からチャプチャプ音がする)。
  • 水っぽい鼻水や痰が慢性的に出る。
  • 尿の回数や量が少ない。
  • 舌の上に黄色い舌苔 (コケ)がベットリついている。
  • ジュクジュクした皮膚炎がある(アトピー性皮膚炎など)。
  • 腰から下(下半身)の冷えがあり、疲れやすい。
  • 水様性の下痢がある。
  • 膀胱炎、帯下(おりもの)。



上記はどれも、体の中に余分な水分が滞っておこるといわれるものです。いずれも、体が処理しきれない量の水分があることで引き起こされるもので、「雨が降ると関節が痛む」「ビールを飲みすぎた次の日に下痢になる」というように、湿度や水分摂取が影響する傾向が見られます。







むくみが現れるのは体の外側だけじゃない

舌を見れば、むくみがあるかが分かる 水毒によるむくみの症状
右の写真のように、舌の周りにギザギザした歯形がクッキリついているのは、体がむくんでいるサインです。むくみがある人の舌は少し厚めでぷっくりと腫れているように見えることもあります。

舌苔は、正常な人は薄い白色をしていますが、黄色の舌苔がベットリついているのは「痰湿」といって、むくみの他に炎症があるサインであることも。コーヒーや赤ワインで舌苔が黄色くなることもありますが、むくみが強い人は舌苔に厚みがあります。お酒を飲みすぎた翌朝など、鏡で自分の舌を観察してみると面白いですよ。

また、唾液の量が増えたりするなど、口の中に違和感や不快感を感じることはよくあります。中医学をもとにした漢方相談薬局などでは、舌診といって舌の状態を見たりしますが、それは体のむくみの有無を見るためでもあるのです。




水毒の原因は過剰な水分摂取と生活習慣

水毒による慢性的なむくみは、放置しておくと病気へと発展してしまうことがあります。膀胱炎や胃腸炎、慢性鼻炎、アトピー性皮膚炎の悪化など、西洋医学では抗生物質やステロイドなどの医薬品を用いて治療しますが、食養生ができていないと症状がなかなか好転しないことも。

また、いわゆる水太りの人の中には雨の日の関節痛を訴える人が見られますが、根本的な解消には体重を減らすことも大事です。関節痛があるとなかなか運動ができないので、ダイエットが難しいと仰る方も多いのですが、まずは食事療法でカロリーや水分(アルコールも含む)の見直しをしていくといいですね。

胃のあたりからチャプチャプと音がする胃内停水という現象も、吸収できない量の水分を摂った時などにおきます。疲労などで胃腸の機能が低下して起こることもありますが、水分の摂取量が多かったり、冷たいものの摂りすぎが要因で起こることもあります。「お水は1日に2リットル飲まなければならない」などという健康法は、全員に当てはまるものではありません。摂りすぎには注意しましょう。

まずは、原因となっている食生活を見直すことが大事ですが、水毒による症状には漢方薬がよく効きますから、お近くのドラッグストアや漢方薬局で薬剤師や登録販売者に相談してみてください。






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