禁煙外来で行われる治療や、かかる費用などについてまとめています。


禁煙外来で行われる治療法について

市販の禁煙補助薬(ガムやパッチ)を利用して禁煙する方法もありますが、病院で医師の指導の下に行う禁煙治療もありますね。禁煙外来を設けている病院もありますし、2006年から一定の要件を満たせば治療に健康保険が適用されるようになりました。

病院での治療には、パッチなどの禁煙補助薬や内服薬が処方されます。内服薬はタバコを美味しく感じにくくなる効果があり、禁煙の成功率が高まるとも言われています

禁煙外来での治療法



禁煙の成功率は80%弱

病院で医師の指導の下に行う禁煙治療では、約3ヶ月後の禁煙成功率は78%ほどというデータがあります。自己流で禁煙した人のデータは分からないので何とも言えませんが、4人のうち3人は成功するということなので、わりと高い成功率ではないかと思います。

ただ、これも本人の意志の強さが関係してくるようで、治療をきちんと継続して受けた人ほど成功率は高くなり、通院を時々お休みする人だと確率は下がる傾向があるようです。



健康保険等で禁煙治療を受けるには

次の5つの基準を満たしていないと保険は適用されません

前回の治療から1年以上経過している

禁煙治療をはじめて受ける人はいいのですが、過去にも病院で禁煙治療を受けたことがある人は、その治療から1年以内は保険適用による治療を受けることができません。

1ヶ月以内に禁煙を始めようと思っている

つまり、すぐに治療をスタートできる状態であるということですね。ですから、禁煙する覚悟がある程度決まっている人だということだと思います。

禁煙治療を受けることに文書で同意している

問診票に日付を明記して、自ら署名をします。自分自身の意思で禁煙をスタートするということです。禁煙治療は誰かに強制されたりするものではなく、自分の意思で行います。

ニコチン依存症を診断するテストで5点以上

ニコチン依存症の程度を診断するテストがあり、そのテストの点数が5点以上であること。その診断テストは、こちらのサイトで見ることができます。実際にテストをして自分の依存症の度合いをチェックすることが出来ますので、興味のある方はトライしてみてください。

下記の計算式に当てはめて、答えが200以上になること

?1日の平均喫煙本数 × これまでの喫煙年数

※たとえば、15年前からタバコを吸い始めた人で、1日に20本吸っている人は、20×15=300で、条件をクリアします。しかし、5年なら20×5=100ですから、保険は適用されないことになります。


禁煙治療にかかる費用と通院回数

上記の要件を満たしていて、健康保険が適用される場合の費用は、処方されるお薬の種類等にもよりますが、約12週間でトータル2万円ほどです(これは自己負担額を3割とした場合です)。

通院の回数は、基本的に5回。初診の日から2週間後に2回目、4週間後に3回目、8週間後に4回目、12週間後に最後の診察を受け終了となります。

ちなみに、1日20本吸っている人がニコレットで禁煙する場合、ニコレットの購入額は平均すると15,000円~20,000円程度だと言われていますので、金額だけを見れば大きな差はないのですが、病院では自分に合ったお薬が処方されたり、医師の指導を受けられるなどメリットも大きいと思います。

過去に自己流での禁煙に失敗したことがある人や、持病があって市販薬を使用することに不安がある人は、医師の指導の下で禁煙をスタートすると良いかもしれません。



若い人は保険適用されません

上記の計算式にもあるように、保険が適用される条件として喫煙年数があります。タバコは法律上20歳からということになっています(お酒も同じですね)ので、未成年の禁煙治療には保険は適用されません

計算上、喫煙を始めた年齢は20歳ということになりますので(たとえ15歳から吸っていたとしても)、20代前半の若い人の場合は、計算式の答えが200に満たず、保険適用外となってしまいます。



若年層や未成年の禁煙治療にも保険が適用されるようにしようという動きもありますが、嗜好品であるタバコを吸っている人を、税金を使って治療するのはいかがなものか?という意見もあって、現段階では実現できていません。

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