ケトプロフェン(モーラステープ)の特徴と、市販されている商品をご紹介。


ケトプロフェン

整形外科などで処方されることの多い「モーラステープ」。モーラステープは医療用の湿布薬ですので、ドラッグストアでは販売されていません。しかし、「これと同じ湿布ありますか?」とモーラステープを持って来店されるお客様は非常に多いです。

実は、モーラステープというのは商品名で、その成分はケトプロフェンという消炎鎮痛剤。市販薬ではケトプロフェンが配合された市販の湿布薬はあるんですが、成分の配合量は医療用より若干少なくなっています。

また、医療用のモーラステープは下記のようなプラスター剤ですが、市販のケトプロフェンの湿布薬は冷感湿布(パップ剤)となっています。パップ剤とプラスター剤は使用感や粘着力の強さなどが違うため、成分は同じでも使い心地がやや異なります。

医療用のモーラステープ

ケトプロフェンの注意点

湿布薬の注意点と副作用のページでも書いていますが、湿布薬を使用すると光線過敏症という副作用を起こすことがあります。ケトプロフェンは、この光線過敏症を起こすリスクが、他の湿布薬よりも高いため、使用する際は日光に当たらないよう充分注意して下さい。


光線過敏症とは

湿布薬を貼っていた部分に日光が当たることで起こる、一種のアレルギー反応です。貼っていた箇所が赤く腫れあがったり、湿疹や痒み、時には膿を持つこともあります。

湿布薬をはがしてから数週間経って症状が起こることもありますので、使用後もしばらくは注意が必要です。湿布を貼っている部分を服で覆うなどして、日光に当たらないようにしましょう。





妊婦さんは使用できません

妊娠後期の妊婦さんがケトプロフェン配合の湿布薬を使用すると、胎児の動脈管収縮や、羊水過少症といった副作用が発現することが分かっています。以前は、病院では妊婦さんに処方されることもありましたが、現在は「使用しないこと」となっています。


ケトプロフェンは妊婦さんは使用しないこと


平成7年12月から平成26年1月10日まで、妊娠中期から後期における胎児動脈管収縮などの副作用症例が5例報告され、それらを踏まえて平成26年3月の添付文書の改訂が行われました。厚労省の安全情報を確認してみると、副作用被害に遭った妊婦さんの多くが、他人から譲渡されたケトプロフェンの湿布薬を使用していたと記載されています。

妊娠中は足や腰が痛くなることがあり、それを見た友人や知人が親切心で自分の湿布薬を譲ってあげたと思うのですが、それによって胎児や母体に深刻な副作用を与えてしまう結果になったのは、とても残念ですね。

幸いにも被害に遭った方々は、その後の治療によって回復したそうですが、この事例は医薬品の譲渡の危険性をクローズアップした事例でもあったと思います。妊婦さんに限らず、自分の湿布薬や飲み薬を安易に他人に譲るのは、とても危険ですのでやめましょう。

ケトプロフェンの湿布薬

取り扱っているドラッグストアは少ないんですが、ケトプロフェン配合の市販の湿布薬は1つだけあります(2017年現在)。パップ剤ですので、水分を多く含んでいて患部を冷やす効果が高い湿布薬です。

オムニードケトプロフェンパップ(テイコクファルマケア)【指定第2類医薬品】オムニードケトプロフェンパップ 18枚

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