虫刺され・あせもの掻きこわしについて。適したお薬とは。


掻きこわしてしまったら

掻いてるうちに皮膚に傷がついてしまい、皮膚がめくれてしまったり、出血や痛みが出てしまうこともありますね。掻きこわしによって皮膚のバリアが壊れてしまい、そこから雑菌が侵入して化膿することもあります。

虫刺されの塗り薬は、皮膚への刺激が強い成分(l-メントールやdl-カンフルなど)が配合されていることが多く、傷ついた患部に塗ると非常にしみて痛いです。掻きこわしによって炎症が起きていますので、こういう時には抗生物質とステロイド成分を配合した軟膏が適しています。

虫刺されを掻きこわしてしまったら



ステロイド成分には強さのランクがあります


ステロイドを使用することに不安を感じる人もいるかと思いますが、長期連用しない・広い範囲に使用しない・1日に何度も塗らない、というような基本的なルールを守って使用すれば、そう心配は要りません。ステロイドにはその強さによって5つのランクがありますが、市販されているのは、下記の赤文字になっている3つです。


①ストロンゲスト(病院でのみ処方・もっとも強いステロイド)
②ベリーストロング(病院でのみ処方)
③ストロング(小学生以上)
④ミディアム(乳児から6歳くらいまで)
⑤ウィーク(赤ちゃん)


ランクによって、使用できる年齢もある程度の目安があります(カッコの中に記載してます)。購入する際に店頭でご相談くださいね。


抗生物質とステロイド成分を配合した塗り薬

フルコートF(田辺三菱製薬)
  • 抗生物質「フラジオマイシン硫酸塩」と、ステロイド成分のフルオシノロンアセトニドを配合。ステロイドのランクはストロング。痒みが強い時に。

ドルマイコーチ軟膏(ゼリア新薬)
  • バシトラシンとフラジオマイシンという2種類の抗生物質と、ステロイド成分のヒドロコルチゾンを配合。ステロイドのランクはウィーク。痒みよりも痛みが気になる時に。



こどもの掻きこわしで怖いのは「とびひ」

こどもは大人に比べて皮膚が薄く、掻きこわしによって皮膚の表面が傷つきやすくなっています。また、こどもは痒みを我慢することが難しいので、ついつい患部に手が伸びてしまいます。爪を短く切りそろえるなど、なるべく皮膚を傷つけない工夫も大事ですね。

幼児の掻きこわしで一番怖いのは「とびひ」です。化膿がひどい場合は病院で飲み薬を処方してもらわないといけないケースもありますので、なるべく早い時期に対処しましょう。市販薬では抗生物質やサルファ剤を配合したお薬を使うことになりますが、選ぶのは少し難しいと思いますので、店頭でよく相談してからご購入ください。

こどもの掻きこわし(とびひ)の市販薬



受診を最優先に

症状が軽く、患部が小さければ市販薬で様子を見ても良いかと思いますが、ひどくただれている場合は皮膚科や小児科を受診することを最優先にしましょう。とびひは放置しているとどんどん広がっていきます。とびひがあると保育園をお休みしないといけなかったり、プールに入れないなど制限もいろいろありますので、早めに治療を受けましょう。



代表的な市販のとびひの塗り薬

オノフェF(森下仁丹)
  • サルファ剤のスルファジアジン、酸化亜鉛、アラントインを配合。ジュクジュクした患部に。

ドルマイシン軟膏(ゼリア新薬)
  • 硫酸コリスチン(硫酸コリマイシン) 、バシトラシンの2種類の抗生物質を配合。痛みが強い時などに。

テラマイシン軟膏(ジョンソン&ジョンソン)
  • オキシテトラサイクリン塩酸塩、ポリミキシンB硫酸塩の2つの抗生物質を配合。少々傷にしみます。

虫刺され・あせものかゆみ

カテゴリ別に見る

症状別・製品別に見る