ロキソニンとスクラートや太田胃散などの胃薬は一緒に飲んでもいいですか?


ロキソニンとスクラートや太田胃散などの胃薬は一緒に飲んでもいいですか?

投稿者 黒猫さん(性別:女性)

【投稿日:2017年1月22日】

ロキソニンとスクラートや太田胃散などの胃薬は一緒に飲んでもいいですか?
成分はかぶらないからって勝手に併用等はしない方がいいですか?
それとも、胃粘膜保護成分や制酸成分の入ったものを選んだ方がいいですか?






管理人の回答

お問合せいただき、ありがとうございます。ロキソニンに限らず、市販の解熱鎮痛薬総合風邪薬と一緒に飲める胃薬はありますか?という質問は、しばしば店頭でも寄せられます。鎮痛剤で胃が荒れてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。

通常、鎮痛薬や風邪薬は食後の服用となっており、食後するに服用すれば、胃への負担も少ないのですが、空腹時に飲んだり、それが何度が続いたりすると、胃がシクシク痛くなることがあります。



 鎮痛薬は胃粘液の分泌を妨げる

そもそも、鎮痛薬を飲むと胃が痛くなるのは何故なのでしょうか?それは、お薬の作用に関係しています。痛みの素になるプロスタグランジンという物質があるのですが、市販の鎮痛薬(NSAIDs)はそのプロスタグランジンの産生を抑制することで痛みを鎮めています。

しかし、このプロスタグランジンは胃粘液の分泌にも関わっているため、鎮痛薬を飲むと痛みは軽減するのですが、胃粘液の分泌も減ってしまうために、胃の粘膜が荒れやすくなるというわけです。


ロキソニンは胃にやさしいのか?



市販の鎮痛薬の中には、タイレノールアセトアミノフェン)のように「空腹時でも服用できます」としている商品もありますが、アセトアミノフェンはNSAIDsではないため、胃粘液の分泌には関与しません。そのため、空腹時に服用しても胃への負担が少ないと言われています。

しかし、もともと胃が弱い人や体調不良の場合には、薬をすきっ腹の時に飲むのは、やはり避けた方がいいので、鎮痛薬や風邪薬は食後に服用するようにしましょう。


 ロキソニンは胃の負担が少ない?

ロキソプロフェンナトリウムは、非ステロイド性鎮痛薬(NSAIDs)ですから、胃への負担が考えられるわけですが、プロドラッグという製法がされていて、服用後に肝臓で代謝を受けてから活性化するよう設計されています。

そのため、胃への負担は少ないとされています。プロドラッグには、薬の効き目を最大限に発揮しながら、副作用を軽減させるという目的があるわけです。ただ、プロスタグランジンの産生を抑制することに変わりはないわけですから、胃の弱い人や、頻繁に服用している人は胃の不快感を生じるようになります。

空腹時の服用がいけないのは、言うまでもありません。実際、プロドラッグで胃粘膜障害が少ないと言われるロキソニンも、服用後の胃痛などを訴える人は少なくありません。

ロキソニンと胃薬の併用



ロキソニンと市販の胃薬の併用

病院でロキソニンを処方される時にも、胃薬が一緒に処方されることがあります。患者さんの状態によっても違うと思いますが、H2ブロッカーやプロトンポンプ阻害薬、胃粘膜保護剤などです。市販の胃薬で選択するなら、「セルベール」や「新セルベール整胃」などの胃粘膜保護成分を配合した商品が一般的ではないかと思います。

胃薬の中には、抗コリン成分といって風邪薬や鎮痛薬と併用しない方がよい成分が配合されている商品もありますので、一緒に飲んでも良いかどうかは、その都度店頭で相談していただくのが最善です。スクラートや太田胃散でも特に大きな問題はないと思うのですが、その時の胃の症状に合っているかどうか相談するといいですね。

胃薬は食前や空腹時の服用となっている商品も多くあります。それぞれの用法用量を守って服用してください。症状が改善しない場合は薬剤師や登録販売者に相談してくださいね。




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