下痢を起こすさまざまな原因をまとめています。


下痢の原因

下痢の原因は、暴飲暴食や食あたり、寝冷え、ストレスなどさまざまです。
女性の場合は、生理周期やホルモンの影響を受けて下痢になることもあります。

それでは、さまざまな下痢の原因について見ていきましょう。

食あたり・水あたりによる下痢

下痢の原因(食あたり・水あたり)病原菌が付着した食べ物が原因で下痢になるケースです。
いわゆる「食中毒」もこれに該当します。

食品は、見た目や匂いに異常がなければ大丈夫・・ではありません。
細菌や微生物は目に見えないので、調理の際の衛生管理が重要ですね。

病原菌が消化管内で増殖し、腸を刺激することで激しい下痢が起こります。

サルモネラや大腸菌等による食中毒の場合、高熱や嘔吐、血便といった重篤な症状を伴うこともあり、注意が必要です。

食品による下痢

食品による下痢病原菌によるもの以外に、牛乳アレルギーの方が牛乳を飲んで下痢になったり、食品に対するアレルギー反応で起きる下痢もあります。

オリゴ糖や人工甘味料などのように、摂取することによりお腹がゆるくなってしまう食品もあります。

また、食品ではありませんが、胃腸薬や頭痛薬でも下痢になる場合があります。

これは、お薬に配合されている「酸化マグネシウム」によるもの。
酸化マグネシウムは、下剤としての効果もあるので、服用によりお腹がゆるくなってしまうんですね。

また、お酒を飲むと下痢をするという方も多いのでは?
アルコールや冷たい飲み物、辛い食べ物など、腸への刺激の強い食品を摂りすぎると下痢を起こしやすくなります。

寝冷えなど、体が冷えることで起きる下痢

冷えが原因で起こる下痢体やお腹を冷やして、下痢になった経験は誰でもお持ちではないでしょうか?

体が冷えると、自律神経が乱れて腸の動きが鈍くなり、水分の吸収が充分にできなくなってしまうため、結果として腸内の水分が増え、下痢を起こしてしまいます。

腹巻などでお腹を冷やさないようにするなど、冷え対策をとることで、ある程度防げる下痢といえます。

生理周期や妊娠による下痢

生理周期や妊娠による下痢生理前になると、子宮を収縮させるプロスタグランジンという物質が分泌されるのですが、この物質は腸の収縮も引き起こします。

そのため、生理中は下痢が起こりやすくなるんですね。

また、妊娠初期にも特有の下痢症状が見られることがあります。

妊娠による急激なホルモンの変化や、妊娠したことによる心理的な影響(期待や不安)によって自律神経が乱れることが要因ではないかと言われています。

激しい下痢が続く場合は、産婦人科の主治医に相談しましょう。

ストレスや緊張による下痢

ストレスや緊張による下痢最近増えているのが、このタイプの下痢です。

朝、会社に出勤しようとすると下痢になる・・、会議の前に突然お腹が・・、という風に、緊張やプレッシャーといったストレスにより起こってしまう下痢です。

場合によっては日常生活に支障が出てしまうことも。

特定の条件のもとで下痢を繰り返す場合は、過敏性腸症候群(IBS)の可能性がありますので、専門医の受診をお勧めします。

?過敏性腸症候群とは


日本人に多くみられる病気で、症状の度合いに違いはあるにせよ、約3人に1人はこの病気の症状を持っていると言われています。

腸には特に異常はないのに、下痢や便秘の症状が起きてしまう・・というのが、この病気の特徴です。

過敏性腸症候群にもさまざまなタイプがあり、下痢が続く人、下痢と便秘を繰り返す人、頑固な便秘が続く人など、症状が一定ではありません。

普段は大丈夫なのに、旅行に行くと便秘するという人も多いと思いますが、これも生活環境が変わることによって生じるストレスや緊張が腸に与える影響の大きさを物語っていますね。

脳と腸は非常に密接な関係があり、これを脳腸相関といいます。

?脳腸相関とは


腸は自律神経によって支配されており、脳が強いストレスを受けると、その信号がダイレクトに腸に伝わります。

信号を受けると腸の平滑筋が収縮し、蠕動(ぜんどう)運動も活発になって下痢になってしまうんですね。

下痢や便秘による体調不良や不快感、不安感などがストレスとなって脳に伝わり、さらに消化管の運動異常が起きてしまう・・という悪循環に陥ってしまうケースも。

心理的要因を取り除くことが、過敏性腸症候群の改善の鍵になります。

細菌やウィルス感染による下痢

細菌やウィルス感染による下痢ノロウィルスやロタウィルスなどのウィルスに感染すると、下痢や嘔吐・腹痛を引き起こします。

このようなウイルス性胃腸は、下痢に嘔吐が伴うのが大きな特徴です。

インフルエンザB型ウィルスも、下痢を伴うケースが多いですね。

感染経路は、食べ物や食器などを介する経口感染であることが多く、井戸水によって細菌が体に入ってしまうケースなどもあります。

家族の一人が感染すると、他の家族へ次々と感染することもあるので、食器や調理器具・ドアノブなど手に触れるものはしっかり消毒しましょう。

この下痢の場合、下痢止め薬を服用すると病状が悪化してしまうので、服用は避けて下さい。
(⇒下痢の治療でも解説しています)

嘔吐や下痢により体力の消耗が激しい場合は、医療機関を受診しましょう。



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