暴飲暴食や生活習慣の乱れなど、吐き気の原因をまとめてみました。


吐き気の原因

食べすぎ・飲みすぎによる吐き気

吐き気の原因(食べすぎ・飲みすぎ)不規則な食生活や暴飲暴食、お酒の飲みすぎなど、食事が原因で吐き気や胸やけ、胃もたれいった症状がおこることがあります。

脂っこいものをたくさん食べて、思わず「う~、気持ち悪い・・」となった経験は、みなさんお有りではないでしょうか?

辛過ぎる料理やコーヒーの飲みすぎ(カフェインの摂りすぎ)も良くありません。

暴飲暴食によって胃に強い刺激が加わって、胃粘膜に炎症が起きたり、消化が遅れて胃もたれを起こしたり、胃へ大きな負担がかかります。

また、お酒を飲みすぎると、アルコールを解毒する際に出来る有害物質によって吐き気(嘔吐)が起こることもあります。いわゆる二日酔いです。少しの量なら大丈夫なんですが、お酒の量が多くなると肝臓での解毒が間に合わなくなり、体の防御反応として嘔吐が起きるのです。


タバコ

吐き気の原因(タバコ)タバコには、ニコチンなどの有害物質が含まれているため、タバコの吸い過ぎによって吐き気が起きるることがあります。

ストレスが溜まるとタバコの本数が増えてしまう・・という声も時々耳にします。そのストレスも吐き気を引き起こす要因の一つですので、タバコとストレスは切っても切れない関係かもしれません。

また、喫煙者に多いのが朝のハミガキ時の吐き気です。朝、ハミガキをしている時に、歯ブラシが喉の入り口を刺激して、反射的に「おえっ・・」となってしまう方が多いようですね。

ニコチンにはもともと吐き気を起こす作用があることが分かっています。さらに、起床時は体の神経が過敏になっていることと、胃が空っぽなので反射嘔吐が強く現れてしまうんです。

ニコチンには血管を収縮する作用があり、頭痛・動悸・息切れ・めまい・吐き気・食欲不振などたくさんの症状を引き起こします。

ニコチン以外に、タールや一酸化炭素といった有害物質が含まれていますので、まさにタバコは百害あって一利なし!です。


食中毒

吐き気の原因(食中毒)食あたりや水あたりなど、細菌や微生物が付着した食べ物腐った食べ物や、毒キノコなど毒性のある植物を食べて吐き気や嘔吐が起こることがあります。

また、農薬などが食品に付着したり、食品の製造過程などで誤って洗剤や薬品が混入して起こる化学性食中毒もあります。

食中毒の場合、吐き気や嘔吐以外に下痢や腹痛・発熱といった症状を伴うことも多く、胃腸薬など市販薬での対応は望ましくありません。

また、化学性食中毒や毒性のある植物では、意識障害や痙攣といった重篤な症状が出ることが多く、生命にかかわるため少しでも早く医療機関を受診する必要があります。


ウィルス性胃腸炎

吐き気の原因(ウィルス性胃腸炎)いわゆる「お腹にくる風邪」と言われるもので、しばしば集団感染が起こるなど、感染力の強い疾患です。

ウイルスによる下痢は、体の中の毒素を排出するために起こっている生体防御反応ですから、下痢止め薬を飲んで下痢を止めてしまうのはNGです。

食中毒と同じく、こちらも市販の胃腸薬や下痢止め薬などを使用せず、医療機関を受診しましょう。

また、ノロウィルスは完治した後も2週間~3ヶ月間もの間、腸の中に存在し続けて便の中に排出されます。つまり、治ったからといって安心できないんですね。

症状はなくてもウィルスをまき散らす恐れがあるため、完治後も数ヶ月は、

  • トイレの便座やドアノブは消毒する
  • こまめな手洗いを行う
  • 調理器具や調理前の手指の消毒を念入りに行う

などを実行しましょう。

しばしば、ノロウィルスやロタウィルスによる集団食中毒が発生することがありますので、飲食店を経営する人や調理に従事する仕事をしている人は、ウィルス性胃腸炎について正しい知識を身につける必要があります。





薬の副作用

吐き気の原因(薬の副作用)医薬品を飲んだ時の副作用として、吐き気が現れる場合があります。

医療用医薬品の中では、抗がん剤のように激しい吐き気・嘔吐の副作用が出るものや、ジギタリス製剤(心臓疾患のお薬)や気管支拡張薬(喘息のお薬)、精神疾患のお薬、ホルモン製剤、抗生物質など、吐き気の副作用が出る医薬品が数多くあります。

しかし、医薬品の性質上、空腹時に飲むと胃の粘膜を刺激して吐き気や胸やけが起こりやすく、どのお薬でも吐き気が起こる可能性はあるとも言えます。

吐き気や嘔吐などの副作用が現れた場合、主治医に相談すると薬の種類を変えてくれたり、吐き気を抑えるお薬を処方してくれたりしますので、積極的に相談しましょう。

胃腸薬によっては、服用している薬の効果を弱めるなど好ましくない作用が出ることがありますので、病院からお薬を処方されている方は、市販の胃腸薬ではなく主治医に相談して胃腸薬を処方してもらいましょう。


妊娠中の吐き気

吐き気の原因(妊娠中)妊娠中に起こる吐き気でまず思い浮かべるのは、つわりではないでしょうか。

妊娠初期につわりが起こる原因は、完全には解明されていませんが、ホルモンの劇的な変化や妊娠したことへの不安や期待といった心理的な影響が自律神経の乱れを引き起こし、吐き気や食欲不振を引き起こしているのではないかと言われています。

つわりには個人差があって、吐き気など不快な症状がない人もいれば、食事も受け付けずに寝込んでしまう人もいます。

妊娠初期は胎児が非常に小さく、母親が充分な食事を摂らなくても胎児はちゃんと育ちます。ですから、嘔吐がある時は無理して食べなくても大丈夫です。しかし、食事が摂れないとやはり辛いので、吐き気や嘔吐がツライ場合は、産科の主治医に相談しましょう。点滴で糖質や水分を補給するといった治療になりますが、体力の消耗を防ぐことができます。


生理中の吐き気

生理中の吐き気生理中に胃腸の調子がおかしくなってしまうことありませんか?

ムカムカする、食欲が落ちる、お腹がゴロゴロするなど、生理痛以外にも不快な症状が出るという女性は多いと思います。

生理が始まる少し前から、プロスタグランジンという物質が増え始めるのですが、この物質の作用で胃や腸が収縮し、吐き気や嘔吐、下痢を引き起こすことがあります。

実は、このプロスタグランジンは生理痛の痛みの元となる物質でもあるんですね。プロスタグランジンが増えれば増えるほど、生理痛もひどくなる・・。と吐き気は同じ物質によって引き起こされていたんです。生理痛がひどく、吐き気を伴う場合は、なるべくお腹や腰を冷やさずに安静に過ごしましょう。


ストレスと疲労

吐き気の原因(ストレスと疲労)ストレスや疲労によって自律神経が乱されると、吐き気や食欲不振といった症状が出ることがあります。胃腸は自律神経に支配されているので、ストレスの影響を受けやすいんですね。

また、過剰なストレスによって胃酸の分泌が増えてしまうことがあるため、出過ぎた胃酸によって胸やけを起こしたり、胃粘膜を傷つけてしまうことがあります。

ストレスでタバコが増えてしまう方の場合は、タバコの吸い過ぎが胸やけや胃痛を引き起こすことも。ストレスから神経性胃炎や胃潰瘍になった・・という話はよく聞く話ですね。ストレスと胃は、切っても切れない関係なのです。


ストレス・疲労による胃の不快感

ストレスや疲労によって起きる胃の不快感の特徴として、

  • 食欲がなくなる
  • 吐き気
  • 胸やけ
  • 空腹時に胃がキリキリと痛む

などがあります。

胸やけや空腹時の胃の痛みが出る場合は、胃炎や胃潰瘍が考えられるので、胃酸を中和したり、出過ぎた胃酸を抑える胃腸薬が適しています。

ただし、重度の胃潰瘍になると、胃酸によって胃に穴が開くという最悪の状況を招くこともありますので、痛みがひどかったり症状が長く続く場合は、一度医療機関を受診して検査してもらいましょう。


乗り物酔い

吐き気の原因(乗り物酔い)乗り物酔いを起こすメカニズムは、まだよく分かっていません。

乗り物に乗ると体が傾いたり振動によって揺れたりしますが、その情報は脳へ伝えられ、体にかかる重力や視界などから体の状態を判断しようとします。

しかし、外が見えにくい状況だったり、うつむいて本を読んでいたりすると、視界から得る状況が伝わらないため脳が混乱をきたし、平衡感覚に乱れが生じます。

これによって自律神経のバランスが崩れ、吐き気やめまいなどの不快感が生じるのが乗り物酔いだと言われています。


乗り物酔いを防ぐコツ

  • 乗り物に乗る時は窓側に乗る、うつむいたり本を読んだりせずに外の景色を見る
  • 電車に乗る時は、進行方向に向かって座る
  • 空腹時や食事の直後には乗り物に乗らない
  • 睡眠をしっかりとる
  • 酔い止め薬を服用する


日常的に乗ってる電車や車は平気だけど、船やバスだと酔ってしまう・・という人も多いと思います。漁船に乗る漁師さんたちは、新米の頃はひどい船酔いが続くそうですが、揺られているうちに体が慣れて、酔わなくなるんだそうですね。

それと同じように、普段乗ってる電車の揺れや振動は体が慣れてしまうため酔う事は滅多にないが、たまにしか乗らない船や大型バスでの長距離移動で酔ってしまう・・というのは、よく理解できます。

普段は大丈夫なのに、旅行で長時間船や飛行機に乗ったり、観光バスに乗ると気持ちが悪くなってしまうという人は、酔い止め薬を上手に利用すると良いでしょう。

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吐き気の原因と対処法

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