市販の水虫薬の代表的な製品と、その成分・特徴について。


水虫薬の種類と選び方

薬局水虫の治療薬には、皮膚科で処方される医療用医薬品と、ドラッグストアなどで購入できる一般用医薬品(OTC薬)があります。

爪水虫の治療に処方される飲み薬は医療用医薬品なので、ドラッグストアでは販売されていません。
治療のためには、皮膚科への受診が必要になります。

また、患部が化膿している場合にも、抗生物質などの医療用医薬品の服用が必要になるケースもありますので、こちらも受診が必要です。

このページでは、ドラッグストアで購入できる一般用医薬品の種類と選び方について解説していきます。



本当に効く成分はこの4種類

ドラッグストアの水虫薬コーナーには、たくさんの商品が並んでいますね。

値段も700円~2,500円くらいまで幅があります。

また、使用方法も、1日1回でOKのものと、1日2回、3回と塗らなければならないお薬もあります。

ここで断言しちゃいますが、値段が安いもの(1,000円未満)や1日に何度も塗らなきゃいけない商品は効果がありません!

結局お金を捨てることになりますので、そういう商品は買わないでください!(キッパリ)。

水虫薬の主成分は抗真菌薬というお薬で、この抗真菌薬がお薬の効き目を左右しています!

成分名 特徴
塩酸テルビナフィン
(アリルアミン系)

●2002年にスイッチOTC。
主な市販薬
ダマリングランデ(大正製薬)
ラミシール(ノバルティスファーマ)

  • 世界中で最も多く使用されている成分で、高い抗真菌作用と即効性が特徴。
  • エポキシターゼという酵素を阻害することにより、白癬菌の増殖を抑制して細胞膜を破壊し、殺菌します。
  • 1日1回の使用で効果を発揮。
塩酸ブテナフィン
(ベンジルアミン系)

●2002年にスイッチOTC。
主な市販薬
ブテナロック(久光製薬)

  • テルビナフィンとほぼ同じ効果を持っていますが、カンジタにはあまり効果がありません。
  • エポキシターゼという酵素を阻害することにより、白癬菌の増殖を抑制して細胞膜を破壊し、殺菌します。
  • 1日1回の使用で効果を発揮。
塩酸アモロルフィン
(モルホリン系)

●2002年にスイッチOTC。
主な市販薬
ダマリンエース(大正製薬)

  • ブテナフィン、テルビナフィンとは作用の仕組みが異なりますが、白癬菌とカンジタの両方に効果があります
  • 細胞膜の生成を2段階で阻害して殺菌します。
  • 1日1回の使用で効果を発揮。
ラコナゾール
(イミダゾール系)

●2006年にスイッチOTC。
主な市販薬
ピロエースZ(第一三共ヘルスケア)

  • 白癬菌の殺菌効果が高く、カンジタにも良く効きます。
  • 2011年1月に第一類医薬品から指定二類医薬品にリスク区分が変更されました。
  • 1日1回の使用で効果を発揮。

水虫薬のタイプ

水虫薬には、クリーム・軟膏・液体・エアゾール(スプレー)の4タイプがあります。

成分は同じでも、タイプの違いによってそれぞれに適した症状がありますので、自分の症状に合ったタイプの水虫薬を選んでください。

水虫薬のタイプ 特徴・適した症状
クリーム ●基材が柔らかいので伸びが良く塗りやすい。
●軟膏に比べてベトつきがなく、不快感が少ない。
患部にとどまる作用に優れている。

ジクジク型、カサカサ型のどちらにも使用OK。
※体部白癬、足白癬、手白癬、股部白癬に。
軟膏 保湿効果、患部の保護効果が高い
●クリームや液体に比べて刺激が少なく、しみない。
●油性の基材を使用しているため、かなりベトつくという欠点も。

※かかとのカサカサ水虫など、乾燥のひどい角質増殖型水虫に適しています(ただし、ベトつきに注意
液体 手を汚さずに塗れる容器が多く使いやすい。
●クリームや軟膏に比べて皮膚への刺激が強い
●ベトつきがなく、使用感がさっぱりしている。
角質への浸透力が高い

※患部の範囲が狭い趾間型水虫いんきんたむしなどに適しています。
※アルコール(エタノール)が配合されていることが多く、肌の敏感な人は皮膚がただれたり、痛みが出ることがあります。
エアゾール(スプレー) ●手を汚さずに塗れる。
●冷たいエアゾールが、痒みや不快感を瞬時に鎮める。
●使用感がさっぱりしている。
薬効の持続性が短い

ジクジク型の足水虫に適しています。
※手軽さとサッパリした使用感が魅力ですが、効き目はこの4タイプの中で最下位です。
その証拠に、病院でスプレータイプのお薬が処方されることはありません!

水虫薬を知ろう!

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