市販の頭痛薬の副作用や服用する時の注意点、お薬が効かない頭痛について解説しています。


頭痛薬の副作用と注意点

頭痛薬・鎮痛剤の副作用で代表的なのは胃腸障害ですね。頭痛薬・鎮痛剤は、痛みの元となるプロスタグランジンの生成を抑えて痛みを鎮めていきますが、このプロスタグランジンの生成が抑えられると、胃の粘液の分泌も減少してしまいます。

胃酸から胃壁を守っている粘液が減少することで、胃の粘膜が刺激を受け、痛みやムカつきといった症状が現れます。そして、重症になると胃炎や胃潰瘍などを引き起こすこともあるため、注意が必要なんです。

頭痛薬・鎮痛剤は空腹時ではなく、食後すぐに服用する。

長期間(1週間以上連続して)服用しない。

服用の際には、この2つに特に注意しましょう。

まれに下記のような重篤な症状が出ることがあります。その場合は直ちに医師の診断を受けてください。
副作用の名称 症状
腎障害 尿量が減り、全身のむくみ及びこれらに伴って息苦しさ、だるさ、悪心・嘔吐、血尿・蛋白尿等があらわれる。
肝機能障害 全身のだるさ、黄疸(皮ふや白目が黄色くなる)等があらわれる。
無菌性髄膜炎 首すじのつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、悪心・嘔吐等の症状があらわれる。(このような症状は、特に全身性エリテマトーデス又は混合性結合組織病の治療を受けている人で多く報告されている。)
ぜんそく 鎮痛剤によって喘息の発作が誘発されることがある。
スティーブンス・ジョンソン症候群
ライエル症候群
高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水ぶくれ等の激しい症状が、全身の皮ふ、口や目の粘膜にあらわれる。
アナフィラキシーショック 服用後すぐにじんましん、浮腫、胸苦しさ等とともに、顔色が青白くなり、手足が冷たくなり、冷や汗、息苦しさ等があらわれる。


頭痛薬・鎮痛剤を飲む時の注意点

痛み止め、いわゆる鎮痛薬を使用する際の注意点をまとめてみました。案外、何気なく服用されているかも知れませんが、隠れた注意点が有ります。

市販薬が効かない頭痛もあります。

どんな痛みの時でも、薬局で売っている市販薬でよくなるわけではありません。市販薬の使用が勧められるのは、一次性頭痛(慢性頭痛)と呼ばれる次のようなケースです。

緊張性頭痛

「アタマコリ」と表現される、頭の筋肉や腱膜の異常な収縮によるもの。後頭部から首筋にかけて痛みが現れます。デスクワークやパソコン、スマホを長時間見続けた時などの肩こり、血行不良などが要因となりやすく、温めたりマッサージしたりすると頭痛が軽減することもあります。

片頭痛

血管周囲の炎症が痛みの原因とされています。発作時にズキズキする痛みが起こるのが特徴で、吐き気や嘔吐、光・音過敏などを伴うことがあります。緊張性頭痛とは逆に、温めたり揉んだりすると痛みが増す傾向があります。痛みが辛い時は氷枕などで頭を冷やしたり、静かな部屋で横になるのが一番です。

片頭痛について、こちらのサイトで詳しく解説しています>>


群発性頭痛

目の周囲からおでこ、こめかみ部分にかけて激しい頭痛が数ヶ月続き、涙が流れたり、鼻がズルズルと出てきたりするときは、「群発性頭痛」が疑われます。群発性頭痛は、市販薬ではなかなかよくならないので、病院で薬を処方してもらった方が良いです。

二次性頭痛と呼ばれる、何らかの隠れた病気が潜んでいる場合の頭痛には、市販薬で痛みを隠すことは、よくありません。まず、元となる病気を直すことが大切です。

たとえば、突然痛みが現れた時や、発熱を伴うとき。どんどん痛くなっていくとき。そんな時は背景に、どんな病気が隠れているのかわかりません。可能な限り、病院を受診しましょう。ひどくなってからでは遅いですから。


頭痛薬・鎮痛剤を飲んではいけないケース

市販薬は、自分で購入できるのでとても便利ですが、使い方を間違うととても危険です。よく、注意書きを読みましょう。鎮痛薬を使うときは一般的に次のことはしてはいけません。

飲酒 副作用や毒性が増強することがあります。
長期連用 胃腸障害などの副作用が現れることがあります。
風邪薬との併用 成分が重複しているため、同時に服用してはいけません。



また、下記のような人は絶対に飲んではいけません。

アセチルサリチル酸(アスピリン)、アスピリンアルミニウムを含む薬

15歳未満の子ども ライ症候群が現れる可能性があります。
出産予定日12週以内の妊婦 出産時の出血傾向、子宮収縮の抑制の恐れがあります。
同じ薬でアレルギーを起こしたことがある人 あたりまえですね。



ブロムワレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素を含む薬

車両の運転をする人 眠気を引き起こす成分のため、運転をする人は服用してはいけません。
機械の操作等を行う人 集中力が欠落したり、眠気を起こすため非常に危険です。



この他にも、薬の箱や中に入っている紙(添付文書)に「こんな人は医師・歯科医師・薬剤師に相談しましょう」と書かれている項目に該当する方は、必ず相談しましょう。気軽に相談できる薬局があるといいですね。

頭痛薬を知ろう!

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